活性酸素を取り除き、美容・健康を手にいれよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポーツ選手が寿命が短い、という話を耳にしたことはありませんか?

スポーツをしている人は健康的だというイメージが強いと思いますが、こうした結果になるのは少し意外に感じるかもしれません。

しかし、それには理由があります。その大きな理由が、今回テーマとして扱う活性酸素です。

今回は活性酸素とは何か、活性酸素と美容・健康との関わりについて紹介していこうと思います。

活性酸素とは??



まずは活性酸素とはどのようなもので、どうしてできるのかを説明していこうと思います。

活性酸素とはエネルギーを作る際に生じる、強い酸化能力を持つ酸素種のことを言います。通常の酸素の場合は電子の数のバランスがとれており安定な状態にあるのですが、電子のバランスが崩れると他の物質から電子を奪うようになり、反応性が一気に高まります。

こうした状態になったのが活性酸素です。活性酸素は非常に反応性が高いので細胞の器官やDNAなどを無作為に傷つけてしまいます。

そのため活性酸素は美容や健康の敵となります。そんな活性酸素は、体を動かすたびに生じています。私達は運動をするとき体内のエネルギー工場であるミトコンドリアという器官でエネルギーを作り出し、そのエネルギーを使って筋肉を収縮させ、運動しています。

その際に酸素を使うのですが、使用した酸素の数%は活性酸素へと変わってしまうのです。スポーツ選手はよく体を動かすので普通の人に比べ活性酸素がより多く作られてしまいます。その結果、寿命が縮まるという結果になってしまっているのです。

体内ではエネルギーを作る際にどうしても発生してしまう活性酸素を取り除くための酵素を蓄えています。ある程度はこうした酵素で活性酸素から体を守ることができますが、たくさん運動をするとそれ以上に活性酸素が作られてしまい、体を傷つけるという結果になってしまいます。

それでは運動をする際どうしても発生する活性酸素から体を守るにはどうすればいいのでしょうか。一つの方法として抗酸化物質を摂取する方法が上げられます。

活性酸素は身近にある!



抗酸化物質というと薬を飲まないといけないのか、と思うかもしれませんが、実は身近に抗酸化物質は存在するのです。例えばビタミンCやビタミンEが挙げられます。これらの物質は活性酸素に電子を供給し、安定な酸素へと変える役割を果たしています。

ビタミンCは美容にいいといいますが、これはビタミンCが抗酸化物質として働き、活性酸素から体を守ってくれるからということも挙げられるのです。この他に、緑茶や紅茶、ワインなどに含まれるポリフェノールやトマトに含まれるリコピンも抗酸化作用を示します。

また、体内の抗酸化酵素の働きを高めることも重要です。抗酸化酵素の中にはマグネシウムや亜鉛と共に作用するものがあるので、これらのミネラルを補うことも重要となります。

抗酸化物質として有名なサプリメントとしてはアスタキサンチンが挙げられます。アスタキサンチンはビタミンCやビタミンEの約100倍もの抗酸化作用を示すことが知られています。

これは、ビタミンCやビタミンEが細胞の膜の中にしか存在することができないのに対し、アスタキサンチンは細胞内や細胞外に存在し、より多くの活性酸素
を除去できるためと考えられています。

また、アスタキサンチンは抗酸化酵素の発現を調節しているNrf2-ARE経路というシグナル経路を活性化させ、体内の抗酸化酵素を増やすということも知られています。アスタキサンチンにはこのように大きな力が秘められています。

まとめ



活性酸素は運動する際にどうしても生じてしまう、酸化能力の強い酸素のことで、細胞などを無作為に攻撃します。

体内にはこれらを処理する酵素がありますが、それでも心配な場合は抗酸化物質を飲むようにしましょう。

活性酸素を処理し、美容・健康を手に入れてください!

スポンサーリンク

The following two tabs change content below.
紫瞳
スポーツ栄養学、運動生理学を専攻する大学院生。筋トレやダイエットに関する情報を科学的な面から発信していきます。
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめまとめ

  1. 今は、男性も全身脱毛やヒゲ脱毛をする人が急増しています。ヒゲを脱毛するだけで、朝の面倒なヒゲ剃りの時…
  2. ワキ毛処理と言えば主に女性がするイメージですが、今は男性もワキ毛処理をして当たり前の時代になってきま…
ページ上部へ戻る