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暑い夏も終わり、涼しい季節がやってきました。過ごしやすい秋ですが、肌トラブルが起きやすいため油断禁物。

今回は、秋に起こりやすい肌トラブルや秋のスキンケアについてご紹介します。

秋は肌がデリケートな季節

気温が下がると、身体の新陳代謝が下がり皮脂分泌の働きも低下します。さらに湿度も低くなるため空気中は乾燥し、皮脂分泌量が少なくなった肌は水分も蒸発しやすくなり、乾燥へと傾きます。乾燥すると肌はデリケートになり、種々の肌トラブルを引き起こします。

乾燥による肌トラブル

肌が乾燥するとどのような肌トラブルを引き起こすのか…。

まず男性の肌は、男性ホルモンの影響で女性の約2〜3倍の皮脂量を分泌します。そのため「乾燥しづらい」と思っている方も多いと思います。確かに女性の肌と比べると乾燥しづらいです。しかし、男性の肌の水分量は女性の約半分と言われており、スキンケア不足やひげ剃り、UVケア不足などが原因で肌が乾燥しやすくなります。

肌が乾燥すると、ごわつきやカサつきなどにより肌触りが悪くなります。厄介なのが、乾燥から肌を守るためにさらに皮脂が分泌されるということ。乾燥により皮脂分泌量が増えるとテカりやベタつきが気になり、さっぱりしたいが為に洗浄力の強い洗顔料を使ったり洗顔の時ゴシゴシとこすったりしまいがちです。これらは皮脂を取り過ぎてしまう原因であり、水分が蒸発しやすくなり肌が乾燥する。そして乾燥から肌を守るために過剰に皮脂が分泌される…。このように悪循環に陥りやすくなります。

ベタつきやテカりが気になる場合、皮脂の分泌量が多い脂性肌なのか、乾燥が原因で過剰に皮脂が分泌されているのか見極めが大事となります。

夏に蓄積された紫外線ダメージは秋に…

夏の肌の状態といえば、どちらかというと良いほうではないでしょうか。もちろん個人差はありますが、気温と湿度の高い夏は、身体の新陳代謝も良く皮脂分泌も活発で乾燥もしづらい季節です。しかし夏は紫外線をたっぷり浴びるため、夏に蓄積された紫外線ダメージは秋にあらわれ始めます。紫外線による肌への影響は、肌を黒くさせたり赤くさせるだけではありません。紫外線はメラノサイト（メラニンを作り出す細胞）の働きを活性化させメラニンを作り出し肌を黒くします。このメラニンが排出されないとシミとなって定着してしまいます。

シミだけではありません。紫外線はハリや弾力を司るコラーゲンやエラスチンを変性させ、ハリが低下し弾力のないたるんだ肌にしてしまいます。

女性はUVカット効果のある化粧下地やファンデーションを使うので、メイクをすることで紫外線対策も同時にできているのですが、メイクの習慣がない男性は、日焼け止めを使って対策をしておかないと紫外線が肌にダイレクトに攻撃してしまうためシミやシワ・たるみなどができやすくなります。肌がデリケートになりやすい秋は、こういった紫外線による肌トラブルも起こしやすくなります。

秋のスキンケア

◎乾燥に負けない肌をつくるには“保湿ケア”が不可欠。

まずは洗顔。しっかり泡だてて力を入れず優しく洗いましょう。洗浄力の強い洗顔料は避け、洗顔時やタオルで顔を拭くときはゴシゴシしないよう注意しましょう。

洗顔の後は保湿ケア。化粧水を顔全体に馴染ませハンドプレスしてしっかり水分を補います。化粧水の後は、補った水分が蒸発しないよう油分を含む乳液を使います。

ここで気をつけたいのが乳液の使い方。

・Tゾーン（額から眉間、鼻）の皮脂分泌量が多い場合は、乳液をつける量を少なくする、またはTゾーンのみ油分が少ないさっぱりタイプの乳液を使う。

・顔全体の皮脂が気になる場合は、油分が少ないさっぱりタイプの乳液を使う。

化粧水だけだと水分が蒸発してしまうので乳液が必要となりますが、皮脂分泌量が多い部分に油分の多いしっとりタイプの乳液やクリームを使うとニキビの原因となるため、油分の少ないさっぱりタイプの乳液がおすすめです。

秋も紫外線対策を忘れずにしましょう。

夏と比べて紫外線量は減るものの、一年中紫外線は降り注いでいるので日焼け止めや美白化粧品を使い紫外線対策は引き続き行いましょう。

おわりに

肌に変化がでやすい秋はしっかり保湿ケアを行い、冬に向けて肌トラブルに負けない肌を目指しましょう！

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