【癒しだけではない】ダイエットにアロマテラピーを取り入れよう!

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アロマテラピーと聞くと「癒し」というイメージが強いと思います。アロマテラピーとは、植物から採れる芳香成分である精油を用いる、リラクゼーションを目的とした療法のことを言います。

部屋にラベンダーやローズの香りを充満させればぐっすり眠ることができそうですよね。

しかし、アロマテラピーにはこうしたリラックス効果を得られる精油だけでなく、ダイエットに効果的な精油も存在します。今回はダイエットに効果的な精油を紹介し、ダイエットにどのように取り入れるのか説明しようと思います。

覚醒作用のあるペパーミント精油



ペパーミント精油はハッカのような鼻をスッと通り抜けるような爽やかな香りが特徴です。ペパーミント精油には虫除けの効果や殺菌作用のような効果が知られていますが、それ以外にも覚醒作用を示すことも知られています。

具体的には交感神経系を活性化させ、体内でエネルギーを作りやすい状態にしています。交感神経系が活性化されると副腎からアドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌されます。これらが分泌されると脂肪組織では脂肪分解が進されます。

その結果筋肉でエネルギー源として脂肪が使いやすい状態となり、効率的に脂肪を燃焼することができるのです。

脂肪燃焼を促進!グレープフルーツ精油



次に紹介するのはグレープフルーツ精油です。グレープフルーツ精油は柑橘系に独特のスッキリとした香りが特徴です。グレープフルーツ精油には特徴的な成分として、ヌートカトンという物質が含まれています。

ある実験では、マウスにヌートカトンを与え続け、内臓脂肪蓄積にどのような影響があるかを調べています。その結果、ヌートカトンを与えると内臓脂肪の蓄積が抑制されるという結果になりました。

また、細胞をヌートカトンと共に培養した実験では、ヌートカトンにより、体内のエネルギー工場であるミトコンドリアの生合成を高めるAMPKや脂質代謝を促進するPPARγというタンパク質量が上昇したことが報告されました。

この結果から、ヌートカトンはAMPKやPPARγといったタンパク質量を上昇させることでミトコンドリアを増やし、脂質代謝を促進させ、その結果脂肪の蓄積を抑制したと考えられます。

アロマテラピーの取り入れ方



ダイエットに効果的な精油を知ったら早速取り入れてみたくなりませんか。そんなあなたのためにここからはダイエットへのアロマテラピーの取り入れ方を紹介します。

まずは最も簡単な芳香浴法です。この方法はデュフィーサーに精油を数滴垂らし、スイッチを入れて香りを楽しむという単純な方法です。運動をするなら運動前にこの方法を行うことでより効率的に脂肪を燃焼することができます。

デュフィーサーがなければハンカチやティッシュに数滴垂らすという方法でも構いません。アロマオイルを用いたマッサージも効果的です。

マッサージオイルにはキャリアオイルと呼ばれる、精油を伸ばすためのオイルを使います。よく用いられるものにはココナッツオイルやオリーブオイルがあります。食品用ではなく、アロマテラピー用のものが販売されているので、そちらを購入しましょう。

マッサージオイルを作る際は精油の濃度を1%程度にしましょう。目安として、キャリアオイル5mLに対し、精油1滴です。濃度が濃すぎると肌への刺激が強すぎてしまい、ダメージがかかります。オイルができたらマッサージをしながら全身に塗っていきます。精油の成分が肌を通り体内に入っていき、ダイエット効果を引き出してくれます。

いつものダイエットに飽きてしまったらなかなか取り組む意欲が湧かないかと思います。

そんな時にアロマテラピーを取り入れるとモチベーションを高められるのではないでしょうか。是非一度試してみて下さい。

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紫瞳
スポーツ栄養学、運動生理学を専攻する大学院生。筋トレやダイエットに関する情報を科学的な面から発信していきます。
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